という言葉を聞いたことはあるだろうか。
クリティカルシンキングとは
ロジカルシンキングはなんとなく聞いたことあるけど
クリティカルシンキングはよく分からん。という人も多いかと思います。
クリティカルシンキングは批判的思考とも呼ばれますが、
うまく使うことで、字面から受ける印象よりも
圧倒的にポジティブに活用できる考え方だと言えます。
正しく使い、健全的に批判的な思考をしていきましょう。
クリティカルシンキングはどんなイメージか
しばしばロジカルシンキングと対比されることがありますが、
コロナ禍の今、果たしてロジカル=論理的に物事を進めていくことが正解に導いてくれる保証はあるのでしょうか。
ロジカルシンキングは文字通り論理的思考ですから、
既存のフレームワークや業界の通説などのデータを集めて効率的に物事を進めていく方法であります。
分かりやすくやすく言い換えると(やや偏っていますが)
その分野の専門家が使う考え方
マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (宝島社新書)
対してクリティカルシンキングは批判的思考なので
その分野や業界に慣れていない、染まっていない人材こそが気付きやすい領域だともいえるでしょう。
いわゆる新人さんが入ってきたタイミングは超チャンスで、
今の職場に対する違和感や問題点を聞き出して環境や仕組みを改善する絶好の機会でもあります。
かつてAmazon創設者のジェフ・ベゾス氏は本をネット通販で売ろうと思っているという考えを本屋の専門家たちの前で語る機会があったそうです。
専門家たちは「何を馬鹿げたことを言っているのか」と彼の意見を認めようとしなかったそうです。
その考えを形にしたAmazonは、今ではいうまでもなく世界中の流通のインフラまで整えてしまいました。
まさにクリティカルシンキングが大成した分かりやすい一例です。
そもそもどうやって使う?
前述したように、その環境やその分野、その業界に長く居ると感覚が麻痺します。
一旦、初心に立ち戻ることが重要なんですが、
「そんなこと言われてもそんな簡単に初心に立ち戻れるわけないでしょ」
という意見が飛んできそうです。
初心に戻るには本来の目的を再認識することが大事です。
飲食店で例えるならば、
- 原価を守ること
- オペレーションを簡略化すること
- 商品レベルを均一に保つこと
- 席効率を上げること
などをできる人材=できる人となりやすいのです。
飲食店っていうのは本来、お客様をお金としてしか見ないようなお店はいつか淘汰されるということが頭ではわかっているとしても。です。
本来の目的は例えば、
お客様にお会計以上の価値を感じてもらい喜んでいただく
ということだと思います。
ちょっと脱線しますが、先日後輩に面白い質問をされました。
「ギターを始めて、長続きして上手になる人とすぐやめちゃう人の違いって分かりますか
?」
分かります?
答えにすごく納得してしまったのですが、答えとしては
「一番最初に入門書を買う人はすぐやめるんすよね」
だそうです。
入門書を買う=上手くなることを目指す。
逆はどんな人かというと弾きたい一つの曲があって、ひたすらその曲を練習する人だそうです。
確かにそうかなと思いました。
ギターを始める理由って様々ですが、音楽ですからプロでない限り娯楽ですよね。
娯楽は楽しいことが大前提。
入門書を最初から買ってしまうとやり方ばかりに目が行き純粋に楽しめないということです。
脱線スイマセン、
かなり話は逸れましたが、なんのためにやっているかに常に立ち戻れるかが
クリティカルシンキングを操れるかに直結してきます。
- 原価を守ること
- オペレーションを簡略化すること
- 商品レベルを均一に保つこと
- 席効率を上げること
いずれもお客様に喜んでいただくために編み出した業界の常識なんですが
いつの間にかこれを守ることがデフォルトになってしましまっています。
業界人として思考するのではなく、
- 飲食店であればお客様
- YouTubeであれば視聴者
- 政治家であれば国民
自分の仕事の本来利益をもたらす対象のことを真剣に考えることが大事です。
結局簡単なやり方は
業界いない人や新人さんの意見に耳を傾けること
だと思っています。
自分が新入社員のタイミングの人はチャンスです。
- 本来の目的を明確にする
- その目的に定期的に立ち返る
- 現状を事実と意見を分離して分析する
- 問題を見出す
- 問題を解決する
というようなググれば出てきそうな内容は、ググってもらうか本で勉強してください。
それよりも大切なことは他業界の人や特に新人さんの意見を聞く
素直な心を育むというか思い出すことが超重要だと考えています。
直感と素直な心でクリティカルに仕事をしましょう。
ではまた!
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