タイトルにはキャッチーな感じで“技術がなくても”と書きましたが、
実際にはちょっと違って、、
正しく書くと
『本当に料理ができる人は知っていて、料理がうまくない人は逆なことをやりがちな知る人ぞ知る料理を簡単にする基本的なやり方』
みたいな感じです。
まどろっこしいし、わかりにくいので“技術がなくても”って書きました。
要は、これをやっとけば料理は美味しくなりやすいし、技術がある人ほどこの辺を意識してるよなっていうことを書こうと思います。
ではさっそくいきましょう!
エネルギーの高い調味料と食材
これが超重要。
エネルギーの高いものを使うと必然的に美味しくなっちゃいます。
エネルギーがなんちゃらとか言うとスピ系か?とか突っ込まれることがたまにありますけど、そういう意味ではなくてシンプルに【物理的に】【生物学的に】です。
食材に限らず、手をかけて、時間をかけて、丁寧に作られるものは基本的にエネルギーが高いです。
- 職人さんが一つ一つ作った椅子
- 研究に研究を重ねて開発された最新スマホ
- 無農薬で手で除草作業をコツコツ行ったキャベツ
オーリングテストのように、人は自分にとって有益なものと有害なものを無意識のレベルで感じ取ることができてしまいます。
味だけでなく、体が勝手に反応してしまうレベルのエネルギーの高いものを使うだけで美味しく感じやすいのです。
デパ地下のたっかい野菜買わなくてもその辺の八百屋さんとか道の駅とかでもよく見るといいもん売ってることも多いです。
↑ここの二つの農家さんの野菜はめちゃうまいっす。
星付きのレストランとかも使ってますし。
懐の深い調味料
簡単に言うと調味料こそお金をかけろってことです。
調味料は不思議なものでものによって『懐(ふところ)』の深さが存在します。
塩が一番わかりやすいので、ここでは塩を例に述べていきます。
塩は海水や岩塩から作られるものだけだと思っている人も多いかとは思いますが、化学的にも作れます。
塩=塩化ナトリウムです。理科の実験みたいな作り方で工業的に作られるものもあります。
そう、流通している塩の一部は調味料というよりは工業製品なんです。
だから安く作れます。
そういう工業製品の塩は塩味(えんみ)しかありません。
よく「この塩は丸みがあるね」なんて表現している人がいますが、工業塩には丸みはありません。
丸みがある塩は丁寧に作っています。
天日干しの海水塩がいいと思います。
こういう丸みのある塩は懐が深いんです。
そもそも調味料の懐ってなんだよって思うかもしれませんが、
調味料の懐のニュアンスっていうのは、
多少かけすぎても、ちょっと足らなくてもそれなりに美味しく感じる
という感じです。
料理っていうのはさじ加減が難しくて、ちょうどいい味に収めるのが難しいですよね?
ちょうどいい味にする=味を決める
と言いますが、懐の深い調味料を使うと味が決まりやすいということです。
血中の塩分濃度は0.9%です。
なので、塩分濃度0.9%ぐらいの料理を食べると美味しく感じます。
でもそんな神業を毎回毎回できるわけありませんよね?
だからかけすぎても足らなくても美味しく感じやすい懐の深い調味料を使うのです。
おすすめの塩を貼っておきますね。
ちなみに岩塩はおすすめしません。
理由はシンプルで、岩塩は日本に存在しないから。
日本に存在しない=日本人のDNAにマッチしません。体にとって負担になってしまいます。
賛否はあると思いますが。
その食材、調味料の値段
その食材や調味料の値段ってどういう風に決まってるか考えたことありますか?
- 美味しいものは高い
- 希少性のあるものは高い
- 手間がかかっているものは高い
実はここがめっちゃ難しいんですよ。
高い食材の中にもエネルギーの低いものや健康の維持に大きな悪影響を及ぼすものが多いこと。
口が美味しいと言ってい流だけでは足りません。
体が美味しいというものを食べるべきです。
最初はわかりにくいかもしれませんが、慣れればわかります。
おまけ
飲食店の多くには『まかない』というものがあります。
働いたら無料もしくは格安でご飯を食べられるというものです。
実はこれがすごく大事。
もちろんアルバイトで働いてくれている、例えば一人暮らしのフリーターや大学生なんかはお腹いっぱい食べれればそれで満足という人も多いと思いますが、本当にそれでいいんでしょうか?
人は口から摂取したものでしか体は作られません。
光合成はできないので、食事でしか栄養は摂れないですよね。
でもね、アルバイトさんよりももっと考えなきゃいけないのは社員さん、あなたです。
最近は働き方改革で以前よりも労働時間が短くなり休みの日数も増えてきた会社、お店は多くなりました。
それでも週5日以上は出勤することを業界としても払拭できていません。
ほぼ毎日の1〜2回の食事、多くて週に10回の食事を『まかない』でまかなっている社員さんはほぼほぼ『まかない』で体を作っています。
- ホルモン投与された外国産の安い肉
- 農薬まみれの大根の皮
- 粗悪なまかない用の白米
あえて少し極端に書きましたが『まかない』で使われる食材はコストを考えて、例えば上記のようなものを使います。
食事に気をつけないと将来には体を壊して医療費に莫大なお金と莫大な時間を奪われます。
食事に気をつけないことは日常生活で最もコスパの悪いことの一つでしょう。
週末には食べログとにらめっこして少しでもコスパの良いお店を探すのに、自分の体のこととなると目の前の『口が美味しい』に囚われて日々の食事をおろそかにします。
ですので飲食店のまかない担当の人にお願いです。
むしろ責任者であるシェフや料理長、ひいてはオーナーさんにお願いです。
まかないはスタッフの体を作っているということを念頭に置いていただきたいです。
そのまかないが仲間と自分の体を作り、感性を磨き、お店を作ります。
また、ここでは長くは述べませんが、満腹も実はよくないんです。
なんとなく気に留めておいてもらえるだけでも嬉しいです。
スイマセン
かなりの蛇足感は否めないのですが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
結論
語弊まみれな表現をすると
『高いものを使えば美味しくなる』
ってことっすかね。(無責任笑)
本当に美味しいもので、体を作っていきましょう!
ではまた!!
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